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My boss history 第12話 

チームワーク

百貨店の中には多くのブランドショップが展開されているが、その多くは店長をヘッドにして3~5人位のスタッフで構成されている。

そこでいつも問題になるのが、店長のマネージメント能力である。店長次第で売場の空気は大きく変わってしまうと云われるが、店長の売り場を守るという意識が自分の部下を守るという意識につながるのかどうかだ。良いコミュニケーションの中で良いチームワークが出来た時。そこはお客様にとっても近寄りやすい売場となっているのである。

逆に、スタッフを守るどころか、顧客 売り上げを独り占めにしている店長がいる。お客様が見えたらスタッフはバックヤードへ追いやられ、店長独りが接客している光景をみる。又、売り方が強引で店長の休みを確認して売場に来られるという事もある。スタッフは絶えず店長の顔色を伺い、お客様の動向に目がいかない。こういう所はスタッフが永続きせず、絶えずメンバーが変わっている。何よりもその重苦しい空気はお客様を遠ざけてしまう。

私の宮崎時代は、百貨店開業して日も浅く、2年3年と経過していくなかで、段々と顧客が出来つつあったが、未だ集客の勢いのある場で、どのショップもスタッフ一同力を合わせてフリー客を積極的に取り組みその中でチームワークが出来ていった。

歴史のある百貨店は、10年20年そこで店長を勤めている人もいて、中には前述のようなワンマン店長になるケースがあるようだ。

問題は1つに個人売上を余りに強くすすめると取った取られたの世界になり、ギスギスした風土を作る。もっとショップとしての数字をおしすすめるべきではないか。

メーカーによっては個人売り上げを排除する所が増えているのも、こういうような問題故ではなかろうか。

2つに店長に対する指導教育が全くなされていない事である。必要なのは店長としてのマネージメントではないか。百貨店の場合、売りのとれる店長は多いがコミュニケーションがとれ尊敬される店長が余りにも少ないのが現状ではないか。

 

 

東京都江東区永代2丁目13-5
高梨加藤ビル2階

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