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新春

昨年末、百貨店業界では、西武そごうの去就が注目されています。

買収先のファンド会社が未だ、具体的な構想をあきらかにしていませんので、はっきりした事は云えませんが、一時、買収先の提携会社である、ヨドバシカメラが、池袋西武を地下1階から4階までを、ヨドバシカメラにするという情報が流れて、大反響がありました。

豊島区長までもが「池袋は西武を基盤にして、アートの文化を築きあげてきたところだ」と、この構想に猛反対する記者会見が行われたほどです。

これからの、特に都心の百貨店は、富裕層に軸足をおいた運営に進もうとしていて、池袋西武も最近、1階をラグジュアリーゾーンにして、海外の有名ブランドの導入をはかったところですから、買収先と、どう折り合いをつけるか注目されるところです。

一方で、地方郊外のの百貨店で不動産化がここ数年顕著に進んでいます。効率の悪いフロアを撤収して、新たにリーシングをして、家賃収入を図るねらいで、経営の健全化は、当然必要な事ですが、問題はそれによって、商品構成、フロア構成のバランスが崩れ、良質な顧客が離反して都心の百貨店に集中することです。

郊外の百貨店で既に、この事が原因で、百貨店離れが進んでいるとも聞きます。

厳しい環境下の中で、時代に合ったブランド揃えをしても、それを売りこなす力が、今まで以上に望まれいます。更なる販売力を高めて、この難局を乗り越える事が、私達にとって今一番重要な課題だと云えます。

インバウンドの復活も、私達は追い風にして頑張っていきたいものです。

代表取締役 畑中宣彦

 

東京都江東区永代2丁目13-5
高梨加藤ビル2階

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